日本毛髪工業協同組合は昨年六月に創立五十周年を迎え、 今年五月 十三日には新たな一歩として第五十一回通常総会を都内で開催しました。新理事長など役員人事を決定し、 新しい運営体制がスタートしたのです。組合の歴史を踏まえた事業展開が一層注目されることを期待しております。
一年以上にわたり、なお収束しないコロナ禍は、生活環境に大きな影響をもたらすとともに、世界経済にも激震を与えています。消費生活には何が必要で、喫緊を要する商品やサービスとは何か、それをどう支障なく提供できるかなど、この一年、消費者も事業者も日々選択を迫られ、当業界をはじめ、ほとんどの事業者が存立にかかわる死活的な課題を提起され続けてきたのです。
毛髪業界の健全な発展とともに、消費者トラブルの未然防止と消費者の信頼確保を両輪として位置付けている当組合は、そのような社会の要請とコロナ禍による情勢の課題に十分応えていくこと、消費者のニーズを的確につかみ、認可組合としての社会的責任を果たしながら公益性高い事業展開を志向していくことなどを重視しております。総会では今年もそのような理念の具体化・実現化へ向け、困難を乗り越えつつ、会員各社の総意で挑んでいくことが確認されました。
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