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                                                                                         J ・Hair News VOL.2 

 「冬来りなば春遠からじ」。イギリスの詩人・シェリーは「西風に寄する歌」でこう詠みました。
 毛髪業界の来し方、行く末を見るにつけ、同じ感慨がよぎります。三年前、任意団体からスタートした当協会は、法人格を取得し、より大きな社会的責任を果たすべく新たな境地へと踏み出しました。この間、幾多の試練に直面し、そのつど、会員企業の協働で乗り越え、行政からの指導・ご鞭撻を踏まえながら、業界を代表する組織へと発展して参りました。厳しい試練への真摯な対応、これこそ、暖かい春を呼び寄せる必須条件です。

  その際、最も重視したいのは、当協会発足の原点である「消費者の信頼確保」と「業界の健全な発展、秩序の確立」です。この二つは別個の課題ではなく、車の両輪のごとく、まさに有機的に結合した、同時に達成すべき課題です。この点への認識なくしては展望は望めません。それは、国内市場だけではなく、海外へと毛髪業の普及が進むにつれて高まってきた国際的な期待感にも当てはまることです。私はアジア、欧米各国の毛髪業界や関連施設をあまねく視察する機会に恵まれました。そこで感じたことは、急増する消費者ニーズにどう応えていくのか、日本の毛髪業界にグローバルな視点が求められているということでした。消費者の信頼確保と業界の健全化はまさに国際的な要求でもあります。

 その意志を体現しているものこそ当協会の「ガイドライン」です。私はこのガイドラインを”毛髪業界の平和憲法”と呼んでいます。ガイドラインには協会の原点・方向性が反映されており、法的範囲を超えた誇大表示はもとより、消費者から見た場合の誤認表示の排除なども謳い、業界が守るべき項目を詳しく盛り込んでいます。アウトサイダーによる消費者被害を防止し、消費者からの信頼を確保する上で、ガイドラインの遵守と普及は何よりも重要な鍵となります。

 三年前、当協会設立に立ち会った者として、協会の「原点」を常に再確認し、今を見据えることはとても重要と思います。「冬来りなば〜」と詠んだ詩人は、厳しい眼前の環境こそ勝利の礎であり、天地の理であると論していますが、私はガイドラインの遵守と普及、これこそ春を約束する道と考えます。

有限責任中間法人日本毛髪業協会 顧問
鞄本消費者新聞社 代表取締役社長
岩下 道治



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